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投稿日:2023.12.21/更新日:2024.01.15

ペットを飼うのにクッションフロアは必要?選び方について解説

犬や猫を室内で飼育していると、床に傷がついたりにおいが気になったりすることも多いものです。また、滑りやすいフローリングの床はペットにとって歩きにくく、足腰を痛める原因にもなります。

これらの問題を解消するためには、ペットショップやホームセンター、ECサイトなどでも手軽に購入できるペット用クッションフロアがおすすめです。

本記事では、ペット用クッションフロアのメリットや種類、製品の選び方、気になる費用などもあわせてご紹介します。

 

 

ペットにとって床材が大切な理由

ペットを室内で飼育する場合、床材にこだわる必要があります。それはなぜなのか、床材が果たす役割やメリットについて詳しく解説しましょう。

 

足腰にやさしい

掃除など日々のメンテナンスのしやすさから、フローリングは人気の床材です。しかし、犬や猫にしてみれば、フローリングは表面がツルツルとして滑りやすいことから、室内を歩くだけでも足腰に負担がかかってしまいます

そのため、一般的な固いフローリングではなく、カーペットやクッションフロアマットなどを使用することで足腰の負担を軽減できます

 

消臭効果

室内でペットを飼育するうえで頭を悩ませるのがにおいの問題です。

トイレ以外の場所で粗相をすると糞尿のにおいが付着するほか、ペットの体臭が床に付いて取れにくくなることもあります。

消臭効果に優れた床材を使用することで、このようなにおいの問題も解消できるでしょう。

 

汚れの掃除

トイレや食事のしつけを徹底していても、わずかな食べこぼしが床に落ちたり、何らかの事情で粗相をしてしまうこともあるでしょう。

また、換毛期になると体毛が抜け落ち、床に散らばることもあります。

ペットと暮らす以上はこまめな掃除や手入れが不可欠であり、床材にこだわることで日々のメンテナンスも楽になるでしょう。

 

傷防止

狩猟動物である猫は、本能的に爪とぎをする習性があり、床に爪を立てて傷をつけてしまうことがあります。

また、犬もストレスを感じたり爪が伸びてくると床をひっかく仕草を見せます。

フローリングの上にもう一枚床材を敷いておけば、このような爪の引っかき傷によってダメージを受ける心配もなく、安心してペットと同居できるでしょう。

 

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ペット用クッションフロアのメリット

上記のような問題を解消するためには、ホームセンターなどでも販売されているカーペットやクッションフロアマットなどを敷く方法もありますが、ペット用に特化した製品も販売されています。

では、ペット用クッションフロアは一般的な床材と比べてどのようなメリットがあるのでしょうか。

 

フローリングに比べて滑りにくく安全

ペット用のクッションフロアは素材そのものが柔らかく、適度な弾力性があります。また、表面に特殊な加工が施されたものもあり、ペットが走り回っても滑りにくく安全です。

 

掃除がしやすい

滑りにくさという面で考えるとカーペットやコルクマットなども有効な選択肢といえますが、これらは水分や汚れを吸着しやすく、お手入れが大変です。

ペット用クッションフロアは水分が浸透することがなく、粗相や食べこぼしがあってもサッと拭き取ることができます

 

においが残らない

メンテナンス性や衛生面で考えると、嫌なにおいが残りにくいのもペット用クッションフロアの利点です。

撥水性に優れ水分が内部に浸透しない構造になっているほか、表面に特殊な消臭加工が施された製品も多く衛生的です。

 

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ペット用クッションフロアの種類

ECサイトなどで「ペット用クッションフロア」と検索すると数多くの製品がヒットし、どれを選べば良いか迷ってしまいます。

製品選びにおいて覚えておきたいのは、主に以下の2種類に分けられるということです。

 

通常

通常タイプとは、ペット用クッションフロアのなかでも一般的で安価な製品です。

お好みの長さにカットして使用するロール状のタイプや、数十cm四方のタイル状のマットを組み合わせて使用するタイプなどが代表的で、保温性や遮音性にも優れています

 

ノンスキッド

ノンスキッドとはノンスリップシートともよばれ、表面に凹凸の加工が施されたものです。通常タイプよりも表面が滑りにくく、散歩から帰宅した後など足が濡れていても滑る心配がありません

たとえば、リビングやダイニングなどは通常タイプを使用し、玄関や廊下などにはノンスキッドタイプと使い分けてみるのも良いでしょう。

 

 

犬用と猫用クッションフロアに違いはある?

さまざまな製品を比較してみると、ペット用クッションフロアの商品名や説明文のなかに「犬用」や「猫用」と表記されていることがあります。

結論からいえば、ペット用クッションフロアの犬用・猫用に大きな違いはなく、どちらを選んでも問題ないでしょう。

ただし、犬の爪に比べて猫の爪は鋭く、フローリングにも傷がつきやすいです。そのため、猫用のクッションフロアを選ぶのであれば、ある程度の厚みと耐久性がある製品がおすすめです。

 

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ペット用クッションフロアにかかる費用

ペット用クッションフロアは既存のフローリングの上に敷くだけで簡単に施工できるため、飼い主自身が部屋に敷くことで費用を安く抑えられます

価格の相場としては8畳分で約2万~3万円程度の製品が多く、デザインも豊富にあります。

一方、複数の部屋があったり、部屋の形状が複雑で高度な施工が求められる場合には専門のリフォーム業者に依頼する飼い主も少なくありません。

その場合、1平米あたりの単価としては2,600~3,200円程度が相場となっており、8畳(約14.6平米)に換算すると約38,000~46,000円程度のコストがかかります。

 

 

ペット用クッションフロアの選び方

ペット用クッションフロアにはさまざまな製品があり、どれを選べば良いのか迷ってしまう方も多いでしょう。そこで、最適な製品選びのポイントをいくつかご紹介します。

 

サイズ・厚み

クッションフロアを敷く場所に応じて最適なサイズや厚みの製品を選びましょう。

特にリビングやダイニングなど広い部屋に敷く場合には、ある程度の幅・長さのあるクッションフロアのほうが手間もかからず短時間で施工できます。

また、爪の鋭い猫や大型犬などを室内で飼育する場合には、十分な厚みのある製品を選んでおくと安心です。

また、メンテナンス性を考慮するのであれば、傷や汚れが付着した部分のみを交換できるフロアタイルもおすすめです。

 

消臭の性能

ペット用クッションフロアには消臭効果に優れた製品も多く販売されていますが、においの種類によって消臭性能は異なります。

消臭性能にこだわるのであれば、アンモニアや酢酸、硫化水素、メチルメルカプタンといったにおいの種類に対応できる製品がおすすめです。

 

素材・デザイン性

ペット用クッションフロアはインテリアの一部にもなることから、機能性はもちろんのことデザイン性も重視しなければなりません

部屋の印象を維持したい場合には、フローリングと同じ色調・柄の製品を選んでおくと安心です。

また、素材によってクッションフロアの滑りやすさは異なるため、安全性を第一に考えるのであればノンスキッドタイプがおすすめです。実際にサンプルなどを触ってみたうえで複数の製品を比較してみましょう。

 

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テイストはペットの環境を考えたペットリノベーションを提供

ペット用クッションフロアへの張り替えはDIYでも手軽にできるリノベーションのひとつです。しかし、複数の部屋に施工を行う場合や、部屋の一部に円形やカーブなど複雑な形状のポイントがあると施工の難易度は上がり、きれいに仕上げられないというケースも少なくありません。

このようなお悩みを抱えている場合には、ペットリノベーションに対応した専門の業者に相談・依頼をしてみるのもひとつの方法です。

テイストでは床材の張り替えはもちろんのこと、壁の保護や感電対策、キャットウォークの施工などさまざまな実績があり、予算に合わせた見積もり・ご提案をさせていただきます

飼い主とペット双方にとって快適な住環境を実現するためにも、まずはお気軽にご相談ください。

 

 

まとめ

表面がツルツルとして滑りやすいフローリングは、掃除などのメンテナンスがしやすい一方でペットにとっては足腰に負担がかかりやすく、快適な環境とはいえません。

とはいえ、カーペットやコルクマットなどを使用すると汚れや水分が浸透しやすく、掃除に手間がかかってしまうものです。

このような問題を解消するためにも、ペット用クッションフロアは有効な選択肢のひとつといえるでしょう。

ペット用クッションフロアは手軽に施工できDIYも可能ですが、部屋の数が多い場合や複雑な形状に施工しなければならない場合などは専門業者への依頼がおすすめです。ペットリノベーションの第一歩として、ペット用クッションフロアの張り替えをぜひご検討ください。

 

 

株式会社テイスト

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