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投稿日:2023.06.20/更新日:2023.12.29

猫専用の部屋は必要?メリットやレイアウトのコツや工夫を紹介

猫専用の部屋は必要?メリットやレイアウトのコツや工夫を紹介

自宅で猫を飼うにあたって、猫専用の部屋を作るべきか悩んでいる方もいるでしょう。

室内飼育が基本の猫だからこそ、飼い主と猫両方にとって快適な環境をつくることが重要です。

本記事では、猫専用の部屋は本当に必要なのか、部屋をつくるうえで注意しておきたいポイントやコツなども詳しく解説します。

 

 

猫にとって専用の部屋が必要な理由

猫は本能的にテリトリーをもつことを好む動物です。特に、ほかのペットや小さな子どもに囲まれている場合、猫はストレスを感じ危害を与えたり、攻撃的になったりすることも珍しくありません。

飼い主とつねに一緒の空間にいるよりも、猫にとって自分だけの空間があると安心感を感じ、ストレスなく生活を送ることができる子もいます。

また、猫はもともときれい好きな動物としても知られており、専用の部屋を設けることでトイレや食事専用の場所を分けることができるのがメリットです。

衛生的な環境が維持しやすく、猫にとってストレスフリーな生活を実現できるほか、感染症の予防にもつながります。

 

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猫専用の部屋をつくるメリット

猫専用の部屋をつくることは、私たち飼い主にとってもさまざまなメリットがあります。

 

内装の保護

猫はたびたび“爪とぎ”という行為をすることがあります。これは野生の肉食動物であった名残りで、爪の鋭さを維持しておくことで獲物を狩りやすくする目的があります。

室内で猫を飼っていると、壁や柱、床などに爪を立てることが多く、あらゆる場所が爪とぎによってボロボロになってしまいます。

猫専用の部屋をつくり、あらかじめ爪とぎ用の設備を用意することで、内装の被害を最小限に抑えることができるでしょう。

 

関連記事:【犬や猫を飼っている方必見】ボロボロになった壁紙の補修方法や工夫について!

 

脱走の防止

猫は大きな物音がしたときに驚き、外に出ていくことがあります。

特にインターホンが鳴り来客が訪れたときなどが典型的で、タイミングよく空いた玄関のドアから飛び出していくケースが少なくありません。

猫専用の部屋を設けることで、外への飛び出しを防ぎ交通事故などから守ることができます

 

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におい対策

猫はある程度ため込んでから排泄する場合が多いためにおいが強く、こまめに清掃をしていないと部屋に嫌なにおいが充満することがあります。

仕事などで部屋を留守にすることが多い場合でも、猫専用の部屋をつくることで嫌なにおいがほかの部屋まで届くのを防ぎ、衛生的な環境を維持できるでしょう。

 

 

猫専用の部屋をつくるデメリットはある?

猫専用の部屋をつくることはメリットが多い一方で、デメリットも存在します。

リフォームの費用がかかることは当然として、それ以外に考えられるデメリットを紹介しましょう。

 

飼い主とふれあう時間が減る

一般的な室内飼いの場合、猫はかまってほしいときに飼い主のそばに寄ってきます。

しかし、猫専用の部屋をつくることで飼い主と物理的に離れてしまい、結果的にふれあう時間が減ることもあるでしょう。

飼い主が遊んであげられる時間に必ずしも猫が遊びたい気分であるとは限らず、生活のリズムが合わないと十分なコミュニケーションがとれず信頼関係が構築できない可能性もあるのです。

 

部屋の広さやレイアウトによってはストレスが増大することも

猫専用の部屋をつくる場合、自由に歩き回って運動不足を解消できる広さを確保しなければなりません。しかし、部屋が狭いと猫は窮屈な空間に閉じ込められ、ストレスを感じやすいです。

また、猫は高い場所へ登ったりジャンプしたりといった上下運動をする習性があり、部屋のレイアウトによっては運動不足にからストレスを感じることもあります。

 

 

猫専用の部屋をつくるときのレイアウトのコツ

猫専用の部屋をつくる場合、レイアウトにも工夫が必要です。

 

玄関から離れた場所に部屋を設ける

上記でも紹介した通り、猫は大きな音や来客があったとき、驚いて外に逃げ出すことがあります。専用の部屋が玄関の近くにあると、インターホンが鳴り玄関のドアが空いた瞬間に猫が逃げ出す可能性もあるため、できるだけ玄関から離れた場所に部屋を設けるのがおすすめです。

 

飼い主との距離ができるだけ近い位置に部屋を設ける

猫の専用部屋をつくる場合でも、つねに様子を確認できるよう工夫をしなければなりません。たとえば、リビングルームが1階にある場合、2階に専用部屋をつくってしまうと猫の様子を伺うたびに行き来するのが面倒になってしまいます。

また、物理的に距離が離れていることで、猫とふれあう時間も作りにくくなるでしょう。

そのため、できるだけ飼い主との距離が近い場所に専用部屋を設けることが大切です。

 

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猫専用の部屋をつくる際の工夫や注意点

猫にとって快適な部屋をつくるためには、設備や内装にもこだわる必要があります。

どういった点に注意すべきなのか、押さえておきたい4つのポイントを紹介しましょう。

 

トイレと水飲み場は分ける

猫はきれい好きな動物のため、トイレと水飲み場や食事スペースは分けて設置しましょう。

ストレスの低減につながるほか、感染症予防の観点からも重要なポイントです。

 

キャットタワーやキャットウォークの設置

高いところに登ったり、ジャンプしたりといった上下運動をするために、キャットタワーやキャットウォークを設置しましょう。

また、高いところに居場所を確保することで、リラックススペースにもなります。

 

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滑りにくい床材を使う

滑りやすいフローリングは怪我の原因になることがあるほか、爪を立てて床に傷がつくこともあります。

そのため、もともとフローリングの床材となっている部屋であれば、滑りにくいカーペットを敷くなどして安全を確保しましょう。

 

空調

猫は寒さに弱い動物であるため、特に冬場は空調設備を整え、快適な温度・湿度を維持するように心がけましょう。

 

 

猫専用部屋のにおい対策

飼い主にとって頭を悩ませる問題のひとつに、排泄物などのにおいがあります。特に猫は肉食動物であることから排泄物のにおいが強く、こまめに清掃をしないと部屋中に悪臭が充満してしまいます。

消臭効果のある猫砂を用意して、こまめにトイレの清掃をすることが基本的な対策といえるでしょう。

また、それ以外にも、消臭効果の高い空気清浄機や脱臭機を設置することで、つねに清潔な空間を維持できます。

 

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猫専用の部屋にとって危険なものとは?

猫との共同生活を送るうえで、普段は気にも留めなかったものが危険をおよぼすこともあります。特に注意しておきたい危険なものは以下の通りです。

  • タバコ
  • アクセサリー・小物類
  • 電化製品
  • 電池類
  • 食品類
  • 化学物質

 

タバコの煙は人間だけでなく猫にとっても有害であるため、部屋のなかではなく玄関や庭で吸うなど工夫をしましょう

また、薬やアクセサリー、電池などは猫が興味を示して口にする可能性があり、最悪の場合外科手術によって取り出さなければなりません。

さらに、フローリングの表面に塗布されているワックスや塗料、壁紙の接着剤などの化学物質を舐めてしまうと健康被害をおよぼす可能性もあるため、十分な配慮が必要です。

 

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猫専用の部屋にピッタリなおすすめアイテム

猫専用の部屋をつくるにあたって、手軽にリノベーションができる便利なアイテムも多く販売されています。

そのなかでも特におすすめの2つのアイテムを紹介しましょう。

 

ねこのひみつ基地

「ねこのひみつ基地」は、部屋のなかに簡単に設置できるトイレ収納スペースです。

収納棚のようにドアが設置されており、側面と天板、ドアには猫が自由に出入りできる穴があります。

この内部に猫用のトイレを格納しておくことで、安心して用を足すことができ、嫌なにおいが部屋に充満するのを防げます

 

◆商品詳細はこちら

 

ねこの通りみち

「ねこの通りみち」は、部屋の壁面に簡単に設置できるキャットウォークです。通路の幅は25cmが確保されており、滑りにくいカーペット素材のため安全性にも優れています

白、黒、茶、グレー、濃グレーの5色から選択でき、部屋の雰囲気やインテリアと合わせることもできるでしょう。

 

◆商品詳細はこちら

 

テイストは猫が喜ぶペットリノベーションを提供

猫専用の部屋は単にスペースを確保すれば良いというわけではなく、安全な床材を検討したり、上下運動ができるキャットウォークやキャットタワーの設置、空調設備の導入など、さまざまなポイントに配慮しなければなりません。

しかし、これまで猫を飼ったことがない方や、猫の習性に詳しくない方にとっては、建設業者やリノベーション業者にどう依頼すれば良いか分からないということもあるでしょう。

そのような場合には、ペットリノベーションに対応している専門業者を選ぶのがおすすめです。なかでもテイストは、これまで多くのペットリノベーションを手掛けてきた実績があり、キャットウォークの設置や床材の貼り替えなどのノウハウも豊富です。

それぞれの住宅の間取りや現状を確認のうえ、予算に合わせた最適な提案をさせていただきます。

 

 

まとめ

猫専用の部屋をつくることは、猫にとって快適な住環境を構築できることはもちろん、私たち飼い主にとってもさまざまなメリットがあります。

一方で、十分な広さが確保されていなかったり、上下運動ができない部屋であったりすると逆にストレスが増大する可能性もあるでしょう。

猫専用の部屋を含めたペットリノベーションを検討している方は、ぜひ一度テイストまでご相談ください。

株式会社テイスト

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