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投稿日:2023.01.14/更新日:2023.12.28

犬が床を舐める理由と危険性を解説|防止対策もご紹介

犬と一緒に暮らしていると、家の床を舐める行為を目にすることがあります。

一時的な行為であればそれほど気にする必要はありませんが、日常的に舐める行為が目立つようになった場合、さまざまな健康リスクがあります

本記事では、犬が床を舐めるのは何故なのか、どういった危険性があるのか、そして、やめさせるために有効な対策についても解説します。

 

◆プロが教えるペットリフォームが必要な理由とは

 

 

犬が床を舐める理由

犬が床を舐める行為は不衛生で病気や感染症のおそれがあるほか、床そのものも汚れてしまうため、一刻も早くやめさせたいものです。

しかし、そもそもなぜ床を舐めてしまうのか、その理由が分かっていないと有効な対策をうつこともできません。

犬が床を舐める主な心理や原因としては、以下のようなものがあります。

 

  1. ①飼い主に相手してほしい・遊んでほしい
  2. ②ストレス・不安を感じている
  3. ③退屈に感じている
  4. ④ホルモンバランスの乱れ
  5. ⑤胃腸の調子が悪い

 

単に寂しさや退屈を感じていることが原因であれば、飼い主が一緒に遊ぶ時間をつくることで床を舐める行為がなくなることもあるでしょう。

しかし、食事をしっかり摂って一緒に遊ぶ時間も確保しているのに治らない場合には、ホルモンバランスの乱れや胃腸の調子が悪いなどの異変が起こっている可能性もあります。

 

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犬が床を舐めることで身体におよぼす危険性

フローリングの場合は木材でできているため、「犬が舐めても問題ないのでは?」と考える方もいるでしょう。

確かにフローリングの原料は木材ですが、表面を滑らかにするためにワックスやコーティング材が使用されています。

犬が床を繰り返し舐めることによって、徐々にワックスやコーティング材が剥がれて体内に吸収されてしまい、嘔吐や下痢などの症状を引き起こす危険性があるのです。

また、床にはさまざまな雑菌やウイルスなどが繁殖していることも多く、それらが体内に入り込むことによって感染症を引き起こすリスクもあるでしょう。

 

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犬が床を舐めないようにできるしつけについて

犬が床を舐める行為は決して良いものではないため、適切なしつけを行ってやめさせることが重要です。

しかし、あまりにも強く叱りつけたり暴力を振るったりすると、犬は飼い主に対して恐怖心を覚えてしまい逆効果です。

また、床を舐めたからといってすぐに叱ると、犬によっては飼い主に構ってもらえる、遊んでもらえると錯覚してしまい、さらに悪化する可能性もあるでしょう。

もし、犬が床を舐めたときには、舐める行為をやめるまで無視し続け、落ち着いた頃に掃除や消臭をすることが有効です。

また、飼い主のそばで長時間にわたって床を舐める行為をやめない場合には、床を舐めた時点でほかの部屋に移動したり外出したりするのも良いでしょう。

しつけにあたって重要なのは、犬に対して「床を舐めても飼い主から構ってもらえない」、または「床を舐めると飼い主が離れていってしまう」といったことを学習させ、自らの意志で行為をやめさせることです。

 

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犬が床を舐めるのを防止するには

犬に対してのしつけを行っても、1日や2日で完璧にできるようにはならないでしょう。

では、それまでの間、犬の安全を守るためにどういった対策をとるべきなのでしょうか。

 

①床掃除

まずは、犬が床を舐めても大丈夫なように、床をつねに清潔に保つことが重要です。

床に落ちている大きなゴミや埃を取り除き、掃除機をかけた後、固く絞った雑巾などで水拭きをします。

フローリング用のクリーナーにはさまざまな薬剤が含まれていることから、これを使用すると犬の健康を損なうおそれがあります。

そのため、水拭きが理想的といえます。

 

②一緒に遊ぶ

犬がストレスや寂しさを感じないよう、できるだけ一緒に遊ぶ時間を確保することを心がけましょう。

飼い主と一緒に過ごす時間が多ければ多いほど、犬が床を舐める行為におよぶリスクも低くなります。

 

③消臭スプレーをかける

床の一部だけを集中的に舐める場合、その部分に食べこぼしやおしっこなどが付着していることが考えられます。

わずかに残ったにおいにも犬は敏感に反応するため、執拗に舐めることがあれば消臭スプレーなどをかけてにおいを消し去りましょう。

ただし、上記でも紹介した通り、犬が床を舐めている最中にスプレーをかけてしまうと、飼い主から構ってもらえると感じてしまい逆効果になるおそれもあります。

そのため、犬が舐める行為をやめた後にスプレーをかけることが大切です。

また、一般的な消臭スプレーだと犬にとって有害な物質が含まれている可能性もあるため、ペット対応のスプレーを選びましょう。

 

④動物病院を受診する

根気よくしつけを行っても、犬が床を舐める行為をやめてくれないこともあるでしょう。

何度も消臭したり犬と一緒に遊ぶ時間を増やしても改善されない場合には、何らかの異常がある可能性も考えられます

このようなときはできるだけ早めに動物病院を受診してください

 

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犬にとって安全なフローリングやマットについて

床を舐める行為を改善するまで、犬の健康を考え安全なフローリング材やマットを使用することも大切です。

どういった製品が安全なのか、4つのポイントを紹介しましょう。

 

①消臭機能付きのフローリング・マット

床にさまざまなにおいが染み付いていると、犬はそれに反応して舐めることがあります。

そのため、消臭機能がついた製品を選ぶようにしましょう。

消臭機能を備えた床材であれば、においが染み付くのを防いでくれるため、頻繁にスプレーをする手間が省けます

 

②防ダニ・防水・防汚加工のマット

犬が床を舐めると、菌やウイルスによる感染症も大きなリスクとなります。

このような健康被害を少しでも低減するためには、防ダニや防水・防汚加工が施されたフローリング材やマットを選ぶようにしましょう。

特に、防水や防汚加工が施されたマットを選ぶことで、においが床の内部にまで染み込むことを防いでくれます

 

③丸洗いできるマット

消臭機能や防水・防汚加工が施されていても、長期的に使用しているとその効果が徐々に薄れてきてしまいます

また、マットの表面に付着した汚れや水分を拭き取ったとしても、内部に浸透していると完全ににおいを取ることができません。

そこで、つねに清潔な床を保つためにも丸洗いできるマットが理想的です。

 

④一部を剥がせるフローリング・マット

頻繁に犬が粗相をしてしまう、食べこぼしを落としてしまうといった場合には、その都度丸洗いをするのにも手間がかかります。

このような悩みを解消するためには、一部を剥がせるタイプのフローリングやマットがおすすめです。

数十cm四方のマットを組み合わせて床に貼るものや、それぞれの辺がジョイント形式になっているものまでさまざまなタイプがあります。

 

関連記事:ペットが過ごしやすい環境作りとは?リフォーム・リノベーションのポイント8選

 

 

犬の専用部屋を作ることのメリット

犬が床を舐める根本的な原因のひとつにストレスがあります。

たとえば、人の動線上にケージがあると犬は落ち着くことができず、大きなストレスを抱えてしまいます。

しつけを行っても床を舐める行為が改善できない場合、犬が普段過ごしている環境を見直してみることが重要です。

ストレスを根本から解消するためには、犬専用の部屋を作る方法もあります。

犬の専用部屋については以下の記事でも解説しているため、ぜひこちらもご覧ください。

 

関連記事:ペット専用のお部屋は必要?作るメリットやおすすめアイテム・グッズを紹介

 

 

テイストならご要望に合わせたペットリノベーションを提供

犬の専用部屋を含めて、現在の住環境を改善するためには、ペットリノベーションに対応したリフォーム業者へ相談してみましょう。

一般的なリフォーム業者とは異なり、ペットにとって暮らしやすい環境を実現するためのさまざまなノウハウが蓄積されており、飼い主の悩みを解消するお手伝いが可能です。

テイストではこれまで数多くのペットリノベーションを手掛けてきた実績があり、フルリフォームはもちろんのこと、床材のみを交換するなど部分的なリフォームにも対応しております。

 

関連記事:ペットリノベーション業者の正しい選び方|ペットにとって危険な室内の環境について解説

 

 

まとめ

犬が床を舐めるときにはさまざまな原因が考えられ、まずは根気よくしつけに取り組むことが重要です。

それでも改善が見込めない場合には、動物病院を受診し異常がないかを調べてもらいましょう。

放っておくと健康被害が出るおそれもあるため、しつけ以外にもケージの位置を変更したり床材を変えてみるなどさまざまな対策を講じることが大切です。

 

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